飲食店や小売店など、どこのお店でも店内BGMが流れていますよね。
お買い物をしながらついつい口ずさんでしまう人もいるのではないでしょうか。
お店ごとに曲は違えど、どこででも耳にするBGM。ただ意味もなく流れている訳じゃないんです。
BGMはどんな効果を持つのか、実際にお店でBGMを流すにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。
BGMの効果
マスキング効果
マスキング効果とは、同じ周波数の音同士が打ち消し合い、騒音や雑音に対するストレスを軽減する効果のことを言います。
お店の場所によっては、外の車の音や工事の音などが聞こえ、お客様に不快感を与えてしまうこともあります。BGMによって店内に聞こえる雑音の影響を抑え、快適な空間を作ることができます。
また、お客様同士の会話を聞こえにくくして、個人のプライバシーを確保するためにも効果的です。
特に飲食店などでは、仕事の打ち合わせやビジネスでの利用などほか方にあまり聞かれたくない話をすることもあると思います。BGMが流れていることで、周りの方に聞かれるリスクを軽減できます。
滞在時間
テンポの遅いBGM
スーパーマーケットなどの小売店では、お客様の移動速度が遅くなり、ゆっくりと商品を見ることで購入数が増え、飲食店では食事をとる速度が遅くなり、食事量は変わらないものの、ソフトドリンクやアルコールを頼む量が増えたという結果が出ています。
テンポの速いBGM
テンポの遅いBGMとは反対に、テンポの速いBGMの場合は活動的な感情状態になり、お客様の移動速度や食事のをとる速度も速くなります。
その為、回転率を高めたい場合におすすめです。回転率が高くなることで店内の混雑緩和やレジの待ち時間が短くなります。
また、活動的な感情になっていることで、消費ニーズが実際に購買行動として表れやすくなったり、衝動買いをしやすくなります。
雰囲気、空間づくり
内装の視覚的な効果とともに、店内に流れるBGMは聴覚的にお客様に強く印象に残ります。
例えば、
- クラシック音楽...高級感、リラックス効果
- ジャズ...おしゃれ、大人な雰囲気
- J-POP...老若男女、長期滞在
お店のコンセプトにあった曲を選ぶことで、お客様の満足度をより一層高めることができるでしょう。
お店でBGMを流すには
では、実際にお店でBGMを流すにはどうすればいいでしょうか。
購入したCDや個人向けのサブスクサービスなど勝手に使用することはできません!
お店でBGMを流す場合は、「商用利用」に該当するため、著作権の手続きが必要になります。
著作権侵害に注意!
音楽だけでなく、イラストや小説などの著作物が著作者以外の第三者に勝手に利用されることを保護するための権利のことを著作権といいます。
著作権で保護された音楽を使用したい場合には、事前に著作権者から利用許諾を得る(利用手続き)必要があります。
この手続きをせずに利用してしまった場合著作権侵害となり、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、また法人などが著作権等を侵害した場合は、3億円以下の罰金などが定められています。
一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)では、音楽著作権についての詳細と利用許諾を得るための手続きに関して詳しく記載されています。BGMの利用を考えている方はまずはこちらに目を通しておきましょう。
利用手続き不要のサービス
著作権に気を付けなければいけないことは分かったけど、自分で手続きをするのはやっぱり面倒、、、JASRACと契約をしているので個人で利用手続きをする必要がないサービスを一部紹介します。
USEN MUSIC
業界60年以上!店内アナウンス搭載。月5,000円~
OTORAKU -音・楽
7日間無料トライアル中!1,100万曲流し放題。月2,980円~
MONSTER.ch
14日間無料トライアル中!1,000チャンネル。月1,880円~
店舗BGM
14日間無料トライアル中!様々なジャンルが10万曲以上。月980円
最後に
BGMにはお店の雰囲気を伝えるだけでなく、売上アップの効果もあるんですね!
お店のイメージやコンセプトに合ったBGMを流しているお店が多いと思いますので、好みの曲が流れているお店を探すのも良いかもしれません。
自分のお店にBGMを流したい方、今よりもっと自由に曲を選べるようしたいと思っている方は、ぜひ上のサービスを参考にしていただければと思います。